2009年1月21日水曜日

B a Hero

リーダーにとって何が大切だろうか。

・ 共通のゴールを示すこと
・ それを達成できるという熱意と自信を共有すること
・ 達成するために各人のモチベーションをあげること

でしょうか。。

第44代、アメリカの大統領就任演説を聞きました。
すっかり忘れてたのでリアルタイムじゃないですけど・・・。

オバマ氏就任演説
http://www.nytimes.com/2009/01/20/us/politics/20text-obama.html?pagewanted=1&_r=1

平等とか、責任とか、変革とか、アメリカっぽい表現がちりばめられながら
現実を語る正直さと、現状を良くする為の打開策をアメリカ人一人一人の
平等に与えられた責任で果たそうではないか、と冷静に、自信を持って語る姿は
アメリカ人誰もが憧れるヒーロー像
・・・と思います。

HofstedeのCultural Dimensionsという学説の中だったか、、
こんな話がありました。

タイタニック号のように沈み行く客船には、救助用ボートが積んであるけれど、
乗客全員を乗せることはできません。
そこで、船員は女性・子供を優先的に乗せようと考えますが、
どのようにそれを乗客に呼びかけたらよいでしょう。

↓これがHofstedeの答え。
>アメリカ人:そうすれば、貴方はヒーローになれますよ。
>ドイツ人:これが決まりですから、従ってください。
>日本人:みんなそうしてますよ。

オバマ氏の演説はまさにアメリカ的であり、そんなアメリカ人達に希望と
一人一人が平等にヒーローになり得るモチベーションを与えた、
国民的ヒーローだったのかもしれません。

一方、我が国日本はどうなのでしょう。。。

リーダー不在。
とはいえ名乗りをあげてリーダーになる逸材がいるかと言えば。
なんとなく、物事が滞りなく進む日本。

ある意味平和で鈍感な。

縁の下でこつこつ働いている人たちの力があるからでしょう。
漠然とですが、、強いリーダーが率いたら、道を誤ることがあるかも知れない
恐れはありますが、、、強固なチームワークができるのだろうなと思います。

これは政治に限らず、企業でもありえる、何か文化的な要素があるのかもしれません。
とはいえ、軍隊的ヒエラルキー下の右へ倣え、皆がしているからする的考えは、
そのヒエラルキーが崩壊しつつある中で、捨てていかなければならないと思います。

少なくとも、誰もが上に立つことができる環境になりつつある時、
上に立つものは、リーダーとしての要素を果たすべきです。

たとえ、こてこてのアメリカ的発想であっても、リーダーとしての責任を果たそうとする
オバマ氏には、私も賛同したいなと思います。

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